この記事は、ニュージーランドの幼児教育現場で働く日本人保育士や教育関係者交流会から生まれました。現場で感じた経験から生まれた気づきを皆で話し合い、まとめました。
これから、ニュージーランドで保育士、また、海外で保育士経験を考えておられる方の参考になればと願います。
デジタルツールの活用
ニュージーランドでは、Storypark(ストーリーパーク)、Educa ( エヂュカ)というようなデジタルプラットフォームが一般的に多く使われています。この座談会でもこの二つが会話に出てきました。私も使用したことがありますし、他には Discover(ディスカバー)というシステムを使っていたときもあります。勤務する園がどのプラットフォームを採用するかで違ってきます。
保育者は自分のアカウがントから、担当する子供の写真をアップロードし、その時の様子や学びの内容を文章で記述します。
担当制(コンタクトチャイルド)による継続的な記録
正規雇用(パーマネント)の保育士には、「コンタクト(チャイルド)」と呼ばれる担当の子供が約10人程度割り当てられます。担当の先生は、その子供たちの成長や学びを記録するために、ラーニングストーリーを必ず書く責任を負っています。
写真と特定のフォーマットを用いた記述
記録の具体的な形式として、必要なことは?
写真の使用: 子供たちの活動を写真に撮り、それをベースにストーリーを構成します。
- 項目の記入: 園やマネージャーからの指示により、「ストーリーの中に特定の項目を書き込んで提出する」といった具体的なフォーマットが指定される場合もあります。
保育士スキルの象徴
ニュージーランドの保育指針(テ・ファリキ)を学ぶ保育士にとって、「ラーニングストーリーを書けるようになること」は、沢山ある有資格幼児教育教員の必要な資質の核と言えます。
実際に、交流会に参加された方には、リリーバー(代替保育士)として働きながらも、学びのためにラーニングストーリーを書かせてもらえないかマネージャーに交渉しました、という例も見られ、現地の保育を実践する上での中心となる活動であることが分かりました。
自分で書いたラーニングストーリーをマネージャーや先輩先生たちに読んでもらい、フィードバックをいただくだけでも、とても大きな学びがあります。
ラーニングストーリーは、単なる日誌のような記録ではなく、特定の子供に寄り添い、写真と文章でその子の「学びの物語」を可視化していくのがニュージーランドの手法です。
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