【チャイルドプロテクション・子供を守る】テファリキ 五領域 ウェルビーング

Te Whariki/テファリキ

テファリキ 5領域 ウェルビーングとは

テファリキの一番初めに掲げられる領域です。
STRAND 1 Wellbeing | Mana atua

The health and wellbeing of the child are protected and nurtured
子供の健康と幸せは守られ、育まれるべきことです!

Te Whāriki – Early childhood curriculum p.26

チャイルドプロテクションポリシー・子供を守る条項とは

ニュージーランドの保育園・幼稚園、には必ずチャイルドプロテクションポリシー・子供を守る条項の設定が義務付けられています。これは、児童虐待を防ぐ目的に制定されていて、登園する子供たちに関わる、すべての職員や、保護者を含むご家族、大人たちに向けてかかれています。

チャイルドプロテクション・子供を守るとは?の意味を問題提起、理解、リマインド、もし、問題がある、と疑わしいときはどうするか?などの対処方法を記述しています。

私たち教員・職員は必ず読んで、理解を含め、毎年、このポリシーは現在のニーズや条約とあっているか、追記が必要か、などポリシーレビューをしています。

チャイルドアビュース・Child abuse・児童虐待の現実とは

この研修は、児童虐待とは?いったい、どこまで虐待なのか?何が虐待なのか?
虐待の種類について、智識を得ることができます。研修の中で、児童虐待が一番起こるのは、身近な大人から、家族や、親戚、先生、身近な信頼できる、と思っていた人からの虐待が一番多いケースと記述されています。事実として受け入れるには重い学び直しです。

日本人として気になった感情的虐待・Emotional Abuse のパネル

思わず、切り取ってしまったパネル、感情的虐待を受けている子供の思考。

「まだまだ、よくない、できてない not good enough」

「自分なんて価値ない Worthless」

「自分なんて愛してもらえていない Unlovable」

「自分は愛されてない Unloved 」

「自分は違ってる different」

「自分のせいだ To blame」


日本で育った子供なら、あるある、なのでは?(自分も含めて)と感じてしまいましたが、
ニュージーランドではこういう感情を子供が思うということはEmotional Abuse 感情的虐待を受けているのでは、と疑わないといけない、ということです。


子供にそういう思いをさせているというのなら、自分のTeaching style を見直すようという、教員研修では振り返りでもあります。

親として子供に接し方についても振り返れるかと思いました。

考察

感情的虐待のパネルにある項目、そんな感情、子供なら、普通なのでは?なんて思った私はニュージーランドでは異端なのではと思います。でも、アジア人コミュニティーでは同じ意見かもしれない、などと思いが交錯しました。

また、世界的教育のなかで、日本人の主体性、発言力、積極性など問題にとりあげられますが、こういった思いと関連があるかも、と感じました。

女性参政権獲得、世界初!ニュージーランド。そんな歴史的背景か女性の自立・自由な選択。こちらで生活し始めた頃は女性の逞しさにびっくりしました。
そういった女性たちの生き方に励まされて私の現在があります。

ご訪問ありがとうございました。

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