ニュージーランドの新しい祝日・マタリキを保育園で祝う

ニュージーランドに祝日が増えた！2022年から

今週、金曜はマタリキで祝日休暇だといういことに直前まで気づかなかった私です。というのも、このマタリキ祝日が施行されたのは2022年6月24日（金曜日）から。ちなみに来年2024年のマタリキは6月28日（金曜日）です。RNZ（Radio New Zealand)のサイトに向こう30年分の日付がでていましたので、ご参照ください。さらっと見た感じで、6月末か7月前半の金曜日という印象を受けました。

ニュージーランド教育・保育行事としてのマタリキ

マタリキはマオリの新年を祝うお祭りとして、ニュージーランド教育・保育ではテファリキにある、ワイタンギ条約を尊重するカリキュラムの一環として近年必須な行事としてお祝いしています。（正直、私が教員免許を取得した2005年あたり前後はマタリキを保育園で行事としてお祝いしていた記憶があまりないのですが）現在では、保育所から各教育機関、地方自治体、国をあげての祝日というイメージが定着したように感じています。

どういった形でお祝いするかは、各保育、教育機関の趣向にゆだねられますが、新年をWhānau　マオリ語でいう家族、血縁だけでなく、友人、コミュニティを含む、つながりを持つ、大きな家族という意味で使われます。例えば、保育園では保護者やそのご家族、友人たち、子供たちに関わるすべての方をOur Whānauと呼び、親しみを込めて使います。こういったマオリ語はマオリ文化の意味合いを含む言葉として、ニュージーランドでは市民権を得ているところは他の英語圏の国と大きく違う特徴と感じます。

今年、私の勤務する保育園では、卒園児や縁のある方を含む、地域・コミュニティのお祭りとしてWhānauに一緒にマタリキをお祝いしましょう、とナイトディスコパーティを企画しました。持ち寄り一品を皆でいただいて、子供たちと一緒に夜の保育園で踊ったり、食べたり、と楽しい時間を過ごしました。先生である私たちも保護者の方とのコミュニケーションが多いに進展しました。

祝日マタリキ制定への道のり：英語記事より

The government says the Matariki advisory group wanted the holiday tied to a long weekend to emphasise its importance as a time when whānau spend time together.

政府はマオリのマタリキ指導・長老グループがこのマタリキ三連休を家族が一緒に過ごせるひと時の大事さを感じる機会として用いてほしい、という強い要望があった、と言っています。

RNZ（Radio New Zealand）

“Matariki will be our first public holiday that recognises Te Ao Māori and will be one that is uniquely New Zealand,” Acting Associate Minister for Arts, Culture and Heritage Peeni Henare said.

マタリキはマオリ文化、二分化主義を歌う、ニュージーランドのユニークさを示す、最初の祝日となるでしょう。芸術・文化・歴史省の代理ピーニ・ハナレさんは言います。

RNZ（Radio New Zealand）

ニュージーランド保育所で絶対聞く、マタリキの歌ご紹介

これは昭和アラフィフ世代には思い出のメロディです。初めて聞いたときは、ほんとよく考えてたなぁ～！ついつい身体が動いてしまうメロディ！なんと、あのマカレナの替え歌なのです！この歌を子供たちと一緒に踊っていると、マタリキの7つの星の名前も覚えられてしまう、というすごい替え歌なのです！その名も「マタリキ・マカレナ」語呂合わせもいいですね！

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